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学び続ける教師の学びと働き方を考える 4月24日にオンラインセミナー

北海道版

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北海道教育大未来の学び協創研究センター

北海道教育大学未来の学び協創研究センターは4月24日午後2時から第8回セミナー「学び続ける教師の学びと働き方を考える」をオンラインで開催する。
 グローバル化や情報化等に伴って、社会が急速に進展する昨今、そのような変化に対応しうる人材育成が学校や教師に求められている。そして、教育の直接的な担い手である教師の力量向上が喫緊の課題になっている。
 近年の教師教育政策では、「学び続ける教師」がキーワードとして位置づけられている。では、「教師の学び」とは何を指すのか。経験を積むこと、研修を受けること、教材を研究することは、どのように関係しているのか。また、学び続ける教師は、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように学んでいるのか。
 学校現場では、多忙化等により学校内で徒弟的に学ぶ機会や時間的余裕が減り、それを補うべく定型化された研修が増加し、制度化される傾向がある。そして、若手のための研修が増え、若手を指導する人のための研修が増え、その指導者を指導する人のための研修が増えつつある。
 しかし、研修を加算することによって教師の学びが保障される側面もあるが、研修が形式的に加算され、学びにつながっていないのではと感じることも少なくない。教師の学びとは何かを問い直すとともに、教師が学び続けるための支援体制や自律的に学び続けるための仕組みを構築することが望まれている。
 ―とテーマのねらいについて主催者は説明。「実践事例を踏まえつつ検討する」としている。

 後藤泰宏センター長(道教育大理事)の開会あいさつのあと、帝京大の町支大祐専任講師が「教師の学びと働き方の改善を目指す“両利きの経営”」と題して講演が行われる予定。
 「教師の学びを支える環境のデザイン」をテーマとしたパネルディスカッションでは、「課題と向き合うための教師としての学び」について札幌市立札苗北中の松園貴之教諭、「教師の『観』をゆさぶる校内研修のデザイン」について北見市立三輪小の佐野正樹主幹教諭、「働き方改革は、教師の本物の学びのためにある」とNPO法人北海道学推進フォーラムの新保元康理事長の3人が討論に参加。町支専任講師が指定討論、道教育大の姫野完治教授がコーディネーターを務める。

 参加は無料。定員200人。参加申込には4月21日までに事前登録(https://forms.gle/zZDxhihkFpWBJ8xM6)が必要。セミナー前日までに、オンライン参加のためのミーティングURLと資料等をメールで送付する。

問い合わせは北海道教育大の姫野教授へ送付する。
 himeno.kanji@s.hokkyodai.ac.jp

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