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一刀両断 実践者の視点から【第171回】

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「専門家」について

 「専門家」とは何か。私は教育に40年関わってきたが、専門家と呼ばれることはあっても、自分が専門家と思ったことは一度もない。これが教育者としての基本ではないだろうか。まさに無知の知である。
 専門医を自称する医師もいるが、いかに極めても未知の試練は次々に訪れるものである。行政では、専門家会議を設ける。「素人は口を挟むな」とバリアーをはって言論を誘導する悪意が見え隠れするのは私だけだろうか。
 専門家が素朴な質問に答えられない事がよくある。何だこの程度だったのかと笑える時がある。ようは、専門家と呼ばれていい気になっている輩に慢心はあっても一皮剥けば素人と何も変わらないのではないだろうか。その化けの皮を剥ぐのも教師の使命かもしれない。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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