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生成AI 活用法探る研究会を設立、さいたま市教委

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市町村教委

 さいたま市教育委員会が学校での生成AIの活用を考える研究会を設立し、25日に初会合を開いた。市教委事務局職員や現場の教員など約40人が参加した。現場教員からは「対話機能を子どもの学習に生かせる」などとする意見があった。
 生成AIは、ChatGPT(チャットGPT)などで注目が集まる対話型のAI。インターネット上のデータをもとにして文章や画像を自動で生成する。
 冒頭、細田眞由美教育長が「今後間違いなくAIは生活になくてはならない存在になる」などと述べ、学校でのAI活用について、

 ・子どもの学び方
 ・教員の教え方
 ・教員の働き方

 ―の三つの観点からの議論を求めた。
 その後、中高生向けにIT教育を実施している「ライフイズテック」の讃井康智・取締役CESOがAIの現状や教育活用について講義。教員には、子どもの変化を読み取り寄り添う姿勢や、学習をデザインする能力が重要になると強調した。
 講義の後、学校での活用法について参加者らが議論した。ある小学校教員は「AIへの指示は子どもにさせることが重要だ。そこでの対話が思考力を深めることにつながる」と話した。別の教員からは、AI活用について研究する時間と環境を整えるよう求める声も聞かれた。教委事務局の職員は「まずはやってみることが大事。トラブルなどが起きた場合、教委も協力して解決するという姿勢を持つことが必要だ」と指摘した。
 さいたま市教委は昨年、教育のデジタル化を進めるため、複数のインターネット関連企業と連携協定を締結。スクールダッシュボードの開発などに取り組んでいる。
 生成AIをめぐっては文科省が今月、中央教育審議会に特別委員会を設置した。教育利用について議論し、夏前にガイドラインを作成することとしている。

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