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「ドリルパーク」で児童生徒の「自信」を育む授業づくり

13面記事

ICT教育特集

笑顔があふれる埼玉県三郷市立立花小学校の児童たち

ベネッセコーポレーション

 授業準備や部活動指導など日々の校務に追われ、児童生徒一人一人と向き合う時間を思うように取ることができない教員も少なくないだろう。(株)ベネッセコーポレーションが提供するICTソフト「ミライシード」のアプリの一つである「ドリルパーク」は、学習指導の一部をデジタルに置き換えることで、子どもたちとの対話の時間を創出できるとして注目を集めている。
 2022年度から同サービスを導入した埼玉県三郷市立立花小学校は、児童の習熟度や取り組みスピードの差を紙ドリルの学習に加え「ドリルパーク」の活用で補完し、対話の時間を確保することに成功している。
 活用事例として「くり上がり、くり下がりのある3位数の計算」のまとめ授業を紹介する。教員はまず「リアルタイム進捗機能」でクラス全体と個人の進度を事前に確認。児童が章末問題のプリントに取り組むタイミングで、確認したそれぞれの進度・理解度に応じて個別に声がけをする。プリントが終わると順次、AIによって理解度別に作成されたパワーアップ問題に取りかかる。一人一人に合った声がけと個人別の課題に沿った問題を解くことで、つまずきを残さず効率的に学力向上を図っている。
 同校の佐々木校長は、低学力層の底上げは「学習量」をこなすことよりも「自信」をつけさせることが大切と語る。毎回の授業で児童に「できた」を実感させる手段として、進度に応じた個別指導を可能とする「ドリルパーク」の積極活用に踏み切ったという。
 取り組みの成果は、ベネッセ「総合学力調査」の数値にも出ており、2021年度に全国平均に比べてマイナスだった算数の平均正答率が、翌2022年度には大幅なプラスへと改善され、同校の児童に自信をつけさせる教育方針が実を結んでいる。

 問い合わせ=(株)ベネッセコーポレーション 小中学校事業本部 
 電話0120・8888・44
 https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/

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