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奈良からはじまるESD 世界遺産のまち奈良で新しい学びの旅を

4面記事

企画特集

まちにふれる「ならまちコース」

奈良だからこそ実感できる奈良SDGs学び旅

 SDGs教育の最先端である奈良教育大学を中心とした産学官民連携の「奈良SDGs学び旅」の開発コンソーシアム「奈良新しい学び旅推進協議会」は、1300年の歴史を持つ建造物や仏像、伝統行事が受け継がれている奈良を舞台に、修学旅行生にSDGs(持続可能な開発目標)を実感しながら学んでもらおうと、ESD(持続可能な開発のための教育)を実践する「奈良SDGs学び旅」を開発した。
 同協議会は奈良教育大学や奈良県、奈良市、奈良商工会議所等で結成された。今回開発した「奈良SDGs学び旅」は座学講義とガイド付きフィールドワークがセットになっている。座学講義は奈良教育大学ESD・SDGsセンター所属の講師陣が担い、「SDGsの基本理解」や「持続可能な社会づくりに重要な3要素」、「奈良でしか学べないSDGs」といった内容を、学校での学習の進捗にあわせて自由にカスタマイズできる。また、ガイド付きフィールドワークでは、座学講義で学んだ知識をもとに1300年前から今も息づく「本物」を見て、SDGSsの知見を持ったガイドとともに持続可能な社会づくりについて考え、その解決方法を探るなど、主体的・対話的で深い学びにつなげられるプログラムになっている。


講義を経てSDGsをより理解する

無料体験やセミナーを通じて、奈良の魅力を伝える

 同協議会は、小中高の校長や現場の教員を対象に「奈良SDGs学び旅」の無料体験イベントを1月26と27日の2 日間で開催する。1月26日は、実際に修学旅行生に提供している「座学講義+フィールドワーク」のプログラムに加え、奈良教育大学ESD・SDGsセンターの講師陣によるESD実践講座「ESDカリキュラムマネジメント」も開催する。学校現場において、いかにESDを取り組むか、その実践手法について伝える。また、27日は「第1回奈良SDGs学び旅プレゼンスタジアム」を奈良会場にて視聴することができる。

 問い合わせ=奈良新しい学び推進協議会 事務局 電話0742・20・7807


東大寺を巡るコース

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