全国学力調査 動画・アニメで出題も
3面記事サンプル問題の画面の一部
中学理科 CBTサンプル公開
オンラインで実施される来年度の全国学力・学習状況調査の中学校理科について、文科省は生徒が解答方式に慣れるためにサンプル問題を公開した。動画やアニメーションを使った出題があった。同省のCBTシステム「MEXCBT」に載せている。
公開されているサンプル問題は9問。自転車がブレーキを踏んで止まる動画を見て「摩擦力」が働いたことを答える問題や、アニメーションを見て濾過の仕組みを答える問題などが出された。調査内容よりも、出題形式を重視して作成したという。
10月29日には教育委員会宛てに通知を出し、各学校には来年1~3月の間に、調査当日と同じ環境で事前検証を実施するよう求めている。
来年1月には、特別な配慮を必要とする生徒のための拡大文字やルビ振りの問題を公開する。
CBTは令和8年度の中学校の英語の調査でも実施し、令和9年度からは小・中学校の全ての教科で導入する予定だ。