不登校の子への声の掛け方指南 カウンセラーが書籍
8面記事
WAVE出版はこのほど、「学校に行けない子どもに伝わる声がけ」(今野陽悦著)を刊行した。不登校・引きこもり問題の専門カウンセラーの著者が、不登校の子どもを育てる保護者に対し、「声がけ」の方法を中心に、具体的なアドバイスをしている。
著者の経験を踏まえ、不登校解決の過程に (1)不登校スタート期→(2)不登校本格期→(3)落ち着き期→(4)過去の清算期→(5)回復期 があると指摘。各ステップで、親子のコミュニケーションを4コマ漫画で紹介する。
前半の5章では各時期の課題を20個に分け、「この会話のポイント」や「親にできること」をまとめ、最後に「今野先生のひと言」を添える。最終章(第6章)では、「子どもが親に心を閉ざした」ときの適切な対処(声がけ)も解説している。
四六判、232ページ、定価1760円。
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