セラピー犬ジョンこども病院のきせき
12面記事
今西乃子 著
盲導犬協会でボランティアをしているみどりさんが、さまざまな活動の中で最も興味を持ったのは「こども病院でのセラピー活動」だった。
あるとき、こども病院の院長から、「自宅からセラピー犬をつれてきてくれれば、もっともっとセラピー活動の回数を増やすことができる」「ぜひ考えてほしい」とお願いされる。みどりさんは引き受けることにした。
ある日、病院のプレイルームにセラピー犬のジョンと一緒に待っていると、子どもたちが次々とやってきた。体調が悪くて病室から出られなかった子も、ジョンに会おうと頑張って歩いてくる。リハビリを頑張るようになった子もいた。ジョンは子どもたちにとって「元気になれるお薬」なのだ。ジョンとジョンに出合ってきた人たちとの本当のお話。(小学校中学年から)
(1540円 金の星社)
(Tel03・3861・1861)