読み上げ、表示機能「確認に留める」 デジタル教科書の検定
NEWS デジタル教科書の推進策を議論している中央教育審議会のワーキンググループ(WG)は12日、今後正式な教科書に位置付けるデジタル教科書の検定について、各種の表示機能や読み上げ機能などは本文との関連性のある範囲で「一定の確認を行うにとどめる」とする方向性を示した。教科書会社の創意工夫を促すと同時に、検定作業の負担軽減を図る。一方、英語の教科書の音声は、検定審議会で引き続き検討することとした。
現行のデジタル教科書(教材)は、紙の教科書と同一の内容のため、別途検定はしていない。文字の拡大やルビ表示、音声の読み上げは教科書外の扱いとなっている。
今後のデジタル教科書では、音声や動画、アニメーションなどの機能について本文との関連性を中心に確認する考えだ。