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ぼくたちの歌

20面記事

子どもに読ませたい本

辻 貴司 作・みずす 絵

 小学6年生の一翔。小さい頃から大好きなバンドに憧れて、「自分もいつかバンドを組んで、ライブをしてみたい」と夢を抱いていた。
 家にあったギターで練習をしてもうまく弾けず、楽器の才能がないと諦めかけていた。
 そんなある日、公園でドラムを演奏している少年、岳と出会い、ベースの弾き方を教えてもらうことに。岳に熱心に教えてもらい、日に日に上達していく。
 しかし、岳は、一翔に隠している秘密があった。岳の親友は、ピアノがうまく、家で一緒に曲を作ったりしていた。しかし、あるときから学校に来なくなった。自分が楽しそうに演奏しているのを聞いて、また一緒にピアノを弾いてくれるのを期待し、公園で演奏をしていたのだ。
 バンド結成から、初ライブまでを描く、青春小説。(小学校高学年から)
 (1650円 佼成出版社)
 (Tel03・5385・2323)

子どもに読ませたい本

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