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第10回関西教育ICT展 インテックス大阪で開催

15面記事

ICT教育特集

一般社団法人日本教育情報化振興会 山西 潤一 会長

 一般社団法人日本教育情報化振興会(以下、JAPET&CEC)では、8月7日、8日の2日間、インテックス大阪で「第10回関西教育ICT展」を開催する。ICT展の見どころや注目のポイントについてJAPET&CECの山西潤一会長に話を聞いた。

 JAPET&CECでは、大阪国際経済振興センター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロと共同で、8月7日、8日の2日間に渡り、「DXで推進するみらいの教育」をテーマに、第10回関西教育ICT展を開催します。毎年7000名近い皆さまに参加いただいている関西最大級の教育ICT展です。
 GIGAスクール構想も5年が経過しました。学校での1人1台端末や高速ネットワーク環境の整備充実のもと、次代を生きる子どもたちのため、情報活用能力はもとより、自律的な学びを育てる新たな教育が進んでいます。この6月には、「誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、自分らしく学べる社会」の実現を目指した国の教育DXロードマップ2・0が示されました。多様な学びのための学習環境の整備、教育データによる学習者の自己理解への支援や教員の指導の充実、校務・事務負担の軽減など、来たるべきデジタル社会を見据えた教育改革です。次期学習指導要領でもデジタル学習基盤の活用を前提とした学びの方向性について議論されていると聞きます。ICT、とりわけAI等の急速な進歩の中で、学びや教育のあり方も変わるという意識変容が求められているのです。
 本ICT展では、このDXの推進や急速に進歩してきたAIの教育利用を視野に入れ、教育の情報化の最新動向やデジタル学習基盤を活かした授業づくりから生成AIやメタバースの活用、情報モラルやセキュリティ教育、校務の情報化など、教育DXに関わるさまざまな分野の専門家による50を超えるセミナーが開催されます。また、先駆的に教育DXを進める3都市の教育長による「ネクストGIGAで創る次世代の教育」など、自治体におけるネクストGIGAやAI活用への対応など、個々の教員の授業づくりから自治体レベルでの課題解決まで、幅広く学べる機会になるかと思います。133の展示ブースでは88社からなる最新の教育機器や教育DXの推進に役立つ豊富な教育コンテンツが直に体験できます。また、併催企画として、保育園・幼稚園・認定こども園の新たなステージを目指す専門展チャイルドケア2025も同時開催します。
 初等中等教育から高等教育に関わる先生のみならず、教育委員会関係者など、DXの推進に向け、次代を担う児童生徒の教育に関わる皆さまにとって有意義な教育ICT展となるよう関係者一丸となって準備しています。多数の皆さまのご参加を期待しています。

 第10回関西教育ICT展はこちらから
 https://www.kyouikuict.jp/

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