ママのセーター
14面記事
ジェイド・パーキン 文・絵 おおくぼかおり 訳
大好きなママを病気で亡くしてしまった女の子とパパ。ママがいなくなり、深い悲しみの中から、抜け出せずにいた。
女の子は、ママのセーターの匂いをかいだり、触ったり、着たりすることで、心を落ち着かせようとしていた。でも…。
本書は、母親との思い出や子どもの気持ちがきめ細かに表現され、つらい経験を経たのちに将来に向かう気持ちを持てるようになるまでが描かれる。
死別に伴うグリーフ(深い悲しみ)と生きることについて、子どもの目線で描かれた絵本。
世界14カ国で刊行されている。(小学校低学年から)
(1870円 西村書店)
(Tel03・3239・7671)