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子のAI利用 保護者が制限可能に OpenAI社

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 生成AIの「ChatGPT」を提供する米オープンAIは2日、子どものAIの利用を保護者が制限できる仕組みを10月中旬までに導入すると発表した。各家庭に合った使い方が必要として導入を決めた。米国ではAIが自殺を助長したとして、亡くなった高校生の遺族が同社を訴える問題も起きている。
 オープンAIによると、保護者が自分のアカウントと子どものアカウントを紐づけることで、AIの回答内容を子どもの年齢に合わせるよう制限できるようにする。自殺や自傷の兆候を検知し、保護者に通知する仕組みも取り入れる。利用規定によると、ChatGPTの登録は13歳からで、17歳までを利用制限の対象とする。
 日本国内では文科省が昨年12月、学校現場でのAIの利用に関するガイドラインを公表した。子どもの発達段階や情報活用能力に留意して利活用を検討するよう求めている。

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