情報・技術WG 中学技術で4領域横断したものづくりを
NEWS 中央教育審議会教育課程部会の情報・技術ワーキンググループは25日、初会合を開いた。中学校で新たに設ける「情報・技術科(仮称)」について、文科省から、技術分野の4領域を横断したものづくりで、情報活用能力などを育てる新領域を設置する考えが示された。実生活や実社会の課題を探究的に解決する学習内容を検討する。
情報活用能力の体系的な充実に向けて、小学校と高校でも内容の充実を図る。小学校の総合的な学習の時間で新たに扱う「情報の領域(仮称)」は、生活・総合のWGと合同で集中議論する。また生成AIなどの先端技術の指導内容を、小中高の全体を通じて充実させていくこととした。合わせて情報モラルやリテラシーの内容をより充実させていくことも示した。
小学校での生成AIの利用について会合では「実際に自分で動かして、特性を理解する必要がある」などといった意見が出た。WGの主査には東京学芸大学の堀田龍也教授が就いた。