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芸術WG 芸術を学ぶ意義の理解醸成を

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中教審

 中央教育審議会教育課程部会の芸術ワーキンググループは6日、初会合を開いた。芸術・文化を体験的に学ぶ機会の充実や、外部人材・文化施設との連携の在り方などを検討する。武蔵野美術大学の大坪圭輔名誉教授が主査に就いた。
 事務局となる文化庁では、芸術教科・科目の特徴である「即興性」や「創発性」のある学びの重要性は高まっている一方、児童・生徒が学ぶ意義を実感できていないと指摘。生活や社会でどのような意義があるかを、明確になるよう目標を示すことを検討課題に挙げた。
 また学習の評価について作品やペーパーテストだけでなく、児童・生徒の学びの過程の評価を重視する考えも示した。
 委員の大泉義一・早稲田大学教授は「義務教育で芸術が必修なのは世界的にも珍しい。日本独自の教育も大事にしたい」と訴えた。

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