保育専門委員会 「環境通して行う保育」 全保育所の基本に
NEWS こども家庭審議会幼児期までのこどもの育ち部会の保育専門委員会は17日、第2回会合を開いた。11日に開催した中央教育審議会の幼児教育WGと同じく、資質・能力の育成に向けた内容の改善・充実と、育みたい資質・能力の在り方についての方向性を事務局が示した。
育みたい資質・能力の在り方と3~5歳児の資質・能力の育成に向けた内容の改善・充実については、幼児教育WGと同様の内容を提示した。保育専門委員会独自の内容として、0~18歳の発達や学びの観点から「0歳児からの育ちとともに、学びを支える保育の内容の充実」「0歳児からの円滑な接続・移行」「乳幼児の健康及び安全の確保に向けた取り組みの充実」について一層の改善・充実を図ることを求めた。その上で、0歳児からの育ちとともに学びを支える保育の内容の充実のイメージと0歳児からの円滑な接続・移行のイメージの案を示した。
いずれも、乳幼児の自発的な活動としての遊びを通して資質・能力が育成されるよう、全ての保育所・認定こども園等が「環境を通して行う保育」に取り組むことを基本としている。
委員からは「生活」「環境」「受容的」「応答的」など要領・指針で使われる言葉について、どのように表現すればより良く伝わるのかなどの検討を求める意見が出た。


