特別支援教育WG 知的特別支援学校 職業科で情報教育を充実へ
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中央教育審議会教育課程部会の特別支援教育ワーキンググループは9日、第4回の会合を開き、知的特別支援学校中学部の職業・家庭科を職業科と家庭科の二つの教科に分離する案が示された。職業科で、小学校中学年を参考に情報技術の活用や適切な取り扱いなどの内容を手厚くする。
情報活用能力の育成を巡っては、中学校でも技術・家庭科を分離し「情報・技術科」(仮称)とする案が議論されている。知的特別支援学校中学部でもインターネットの危険性や情報セキュリティの基本、プログラミング・生成AIを体験する内容を充実させる考えだ。
小学部では、生活科を中心に情報機器を扱い、高等部では職業科や情報科を充実させる。一方、知的障害の特性から情報機器の利用が長時間にならないように内容の取り扱いで明記することとした。
自立活動についても議論した。各教科で育成する資質・能力を支える役割があるとして、自立活動の視点を持って教育活動全体を進めることや、各教科等との関連付けの重要性を総則で示す。

