特別活動WG 民主主義・共生社会の担い手育成を目標に
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中央教育審議会教育課程部会の特別活動ワーキンググループは15日、第3回会合を開き、小中高を通じた大枠の目標に「確かな民主主義や共生社会の担い手」の育成を盛り込む案が提示された。多様化の進むこれからの時代に、主体的に社会参画する力を育むなどの狙いを明記した。
この日の会合では特別活動の目標・内容や、思考力や判断力、表現力などの「高次の資質・能力」、評価を議論した。
目標の中核となる見方・考え方の土台として人間関係形成、社会創造、自己実現の三つの視点を事務局が示した。「当事者意識を持ってコミュニティの課題を発見し、解決策について合意形成を図る」とする目的から、視点の中に「社会創造」を位置付けた。
また高次の資質・能力について、学級活動では「よりよい生活づくりに目を向け、主体的に役割を担おうとする」「対立や葛藤に対処し、多様な個性や価値観を包摂しようとする」などが提案された。

