外国語WG 高校の科目名に変更案 委員からは異論も
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中央教育審議会教育課程部会の外国語ワーキンググループは16日、第5回の会合を開いた。高校の科目名を「英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ」から「英語コミュニケーション(5領域総合)Ⅰ~Ⅲ」に、「論理・表現」から「英語コミュニケーション(スピーキング・ライティング)」にする案が示された。それぞれ総合的な英語力の向上と、「話す・書く」を中心とした発信力強化を目指すことを明確にする考えだ。必履修科目は「英語コミュニケーション(5領域総合)Ⅰ」とする。
「5領域総合」では、「聞く・読む」と、「書く・話す」の結びつきを強めるよう、単元構成の工夫なども検討する。
「スピーキング・ライティング」では、表現を工夫しながら幅広い話題を発信できることや、流暢性を高めることを重視する。文法事項については「話す・書く」活動に必要な項目を扱うという方針を継続する。探究学習の成果を英語で発表するような活動を導入することも提案された。
委員からは、科目名を変更するだけでは学校現場の意識を変えるのは難しいと指摘する声もあった。

