東京理科大、教員志望学生向け講座で「ミュージカル」
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教員志望学生を対象に東京理科大学が設けたミュージカル教育プログラムは17日に最終回を迎え、受講した学生が作品発表に臨んだ。昨年度の同プログラムでは朗読形式だったが、今回は、台本を手に持たず、役を演じ、歌と踊りに臨んだ。発表を終えた受講者は「1人の方が楽だなと思っている子がいたときに、話し合うとより良い作品ができるようになることを教えてあげたい」などと話していた。
このプログラムは教職課程を担当する井藤元教授が実施責任者となり、教員に求められるパフォーマンス力の育成を目指した。劇団四季で活動してきた俳優の高城信江さんが協力し、学生の指導に当たった。
受講者は、アンデルセンの「みにくいアヒルの子」を脚色したミュージカル作品を演じた。本番を含む計6回の講座の中で、セリフに込められた思いなどを研究してきた。
既に教員免許を取得し、非常勤講師として教壇に立っている大学院生は、本番に向けて練習する中で仲間から「動き過ぎだよ」と指摘を受けた。自分の授業でも、動きが自然になるよう改善したいなどと話した。

