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社会人向け教職課程 制度設計議論

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中教審

 社会人が大学院で教員免許状を取得できる新たな教職課程を検討する中央教育審議会のワーキンググループの初会合が12月22日に開かれた。教員の確保と多様な専門性を持つ人材の拡充を両立させる制度設計について議論する。
 WGでは、新課程で取得できる免許状の性格や、想定する社会人像などを検討する。他のWGの検討結果と併せ、令和8年の秋までに答申をまとめる。
 現在、大学院から教員免許状を取得するには学部段階の教職課程を履修する必要があり、学位と教員免許状の取得を同時に進めるのは難しい状況にある。
 会合では、新課程が想定する社会人像を事前に明確にすることや、金銭的・時間的な負担をどのように軽減するかが話題に上がった。鳴門教育大学の佐古秀一学長は、特別免許状の取得と関連付けた1年間の教職課程とすることを提案した。

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