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社会・地歴公民WG 高次の資質能力を定義

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中教審

 中央教育審議会教育課程部会の社会・地理歴史・公民ワーキンググループは19日、第3回会合を開き、社会科を通して育成を目指す高次の資質・能力の例を事務局が提案した。中学校社会科の歴史的分野では「中世の日本」の単元を取り上げ、思考力、判断力、表現力について「時代や年代、展開や変化、共通点や相違点、背景や原因、結果や影響などの視点に着目して、中世の日本を大観して、時代の特色を多面的・多角的に考察し、表現する」と示した。
 公民的分野「日本国憲法の基本原則」では、知識・技能について「個人の尊重などの現代社会を捉える概念的な枠組みを用いて理解した上で、それと関連付けて、日本国憲法の基本原理について理解する」としている。
 一方で、高次の資質能力の内容は今後大幅な修正の可能性もあるとしている。

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