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こども性暴力防止 認定事業者マークを発表 こども家庭庁

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 こども家庭庁は25日、「こども性暴力防止法」の施行に向け、子どもを性暴力から守る体制が整っている施設として、国から認定を受けたことを民間の教育事業者が証明できる「認定事業者マーク」を発表した。マークにはフクロウをモチーフにしたキャラクターを採用し、大きな目で子どもを見守る「こまもろう」と名付けた。
 同法では学校や園に対し、従事者の性犯罪歴の確認や子どもへの相談体制の確保などの対応を義務付けている。一方、民間の教育事業者では必須ではない。
 事業者マークは施設の入り口やウェブサイトなどに掲示することができ、子どもや保護者が施設を選ぶ際の判断材料になることが期待されている。
 この日は他にも、学校や園など取り組みが義務となる事業者に向けた「法定事業者マーク」も発表された。同じく「こまもろう」を使用したもので、認定事業者マークと見分けやすくするため、形や背景を変えた。
 同法の施行準備室の久米隼人室長は「社会全体で子どもを性暴力から守る機運を作っていきたい」と話した。

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