家庭WG 「衣」「食」「住」の領域を独立
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中央教育審議会教育課程部会の家庭ワーキンググループは25日、第3回会合を開いた。現行の学習指導要領の領域「衣食住の生活」について、次期指導要領では「衣」「食」「住」を、それぞれ独立した領域にする案を事務局が示した。小・中学校では3領域から5領域に増やす。
一方、高校では生活上の課題を見つけて取り組む領域「ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動」を次期指導要領では設けない考えも事務局が示した。代わりに各領域でホームプロジェクトに相当する問題解決的な活動を実施する。小・中学校からの学びにつながりを持たせ、発展させる狙いがある。
今回示された見直しで、学校現場への負担が増える可能性があるとして、授業構想に役立つ指導事例を周知するとした。
委員からは「現代の子どもたちは仮想空間も生活環境の一つになっている。現実世界と仮想空間を往還した学習対象も必要なのではないか」といった意見が出た。

