一刀両断 実践者の視点から【第715回】
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冬は必ず春となる
学校教育では金融教育は知識だけに止まり、その活用や運用についてはほとんど教えません。よって大人になっても詐欺も見破れないのです。
正しく恐れてこその正しい判断力となります。
ビットコインの価値は大きく上がり、今の価格は1000万円を超えています。ある意味、日本の教師は金融知識や教育には関心を持たないように育てられています。
社会では「サンコン」すなわち早婚、離婚、貧困がセットになっている地域もあり、未婚の要因に経済力の不足を挙げる大学生も多くいます。
その負の連鎖を止めようとブロックチェーンの仕組みを紹介したら、一般的な暗号資産の話をしただけで大問題とされて言われなき指導を受け、それを理由に退職を迫られました。
こうした同質性が至る所に存在し、貧困のスパイラルが社会に意図的に経済格差が蔓延っていると痛感するのです。教師や教員機関が金融知識を正しく理解し、自らも運用してこそ、この金融アレルギーによる負の連鎖を止める事が出来ます。
それは出会った人を一人も漏らさず幸せに導ける突破口になると私は確信しております。すべては教育関係者の理解と行動にこそ貧困を止める確かな未来が託されていると言えるのではないでしょうか。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。千葉県教委任用室長、主席指導主事、大学教授、かしみんFM人生相談「幸せの玉手箱」パーソナリティなどを歴任。教育講演は年100回ほど。日本ギフテッド&タレンテッド教育協会理事。)

