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脳を休めればすべてがうまく回り出す きっと、あなたもストレス・不安・疲れから自由になれる!

15面記事

書評

大嶋 信頼 著
事例で示す悩む仕組みと解決策

 疲れた時の常套句である「体を休ませる」。それに対して、いろいろなことがうまくいかない…それは、あなたの脳が疲れているから。脳を休める方法を知りたくありませんか、という著者のメッセージに興味を覚え、本書を手に取ってみた。著者は、カウンセリング歴30年、臨床経験10万件の中から、よくある「事例」を使って、脳科学から見た悩みの「メカニズム」を知って納得し、問題を「解決」してそのまた上に行く方法という順番で、「脳が疲れる」背景とその様態、「脳を休める」必要性とその方法について、分かりやすく解説し、読者に自分らしく生きることの重要性を考えさせてくれる。
 序章では、<前頭前野><前帯状皮質><後帯状皮質><眼窩前頭皮質><視床下部>という脳の部位と、そこが引き起こす症状の概略を述べ、「脳の疲れ度チェックテスト」を掲載し、それを行い、結果評定を見ながら現在の読者の状況が確認できるようになっている。
 第1章から第4章まで各章とも、事例→メカニズム→解決という構成で、脳科学からの分析とカウンセリングマインドに満ちた対応が満載である。第5章では、脳が癒やされることによる六つの効果と、アロマセラピーや読書等、脳を癒やす具体的事例が挙げられている。読後、本書の題名に納得する自分を発見した。
(1760円 WAVE出版)
(中川 修一・前東京都板橋区教育委員会教育長)

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