教師の習慣化
12面記事
二川 佳祐 著
豊かに生きるための行動原理
応用神経科学者との出会いが著者の人生を変え、その決め手となったのが「習慣化」。行動を習慣化することによって「自分の生きたいように生き、なりたいようになれます」と著者は説き、自分自身を変えただけでなく、習慣化に取り組もうとする人々と伴走する、SNSを主としたサロンを主宰する。
「なぜ習慣化なのか」(第1章)から説き起こす。教師に向けては「自分を知り、自分自身をコントロールし、いい状態を保つ術を知る。それができるようになることで、よい教育を行っていくことができます」と「豊かに生きる」ために「習慣化」を勧める。
読書を習慣にしたい人であれば、本を触っただけでもOKとするなど「とにかくミニマムにして、少しずつ少しずつ大きくしていく」などの考え方から「今ある習慣にかけ合わせる」「宣言して口に出す」などといった実践的な「習慣化のHOW to 20選」(第2章)を提案する。
学校での取り組みは「組織の習慣化」(第3章)として語っている。「できる人から、できることを、できるサイズで」「ぶつからない習慣」「誰よりも汗をかく習慣」「1mmを積み重ねる」などで組織も変わる。著者が個人として向き合った「習慣化」への思いと重なる。
多忙化や周囲の期待に見失いがちな“自分軸”を取り戻し、自分らしく生きるための知恵に触れることができるかもしれない。
(2200円 東洋館出版社)
(吹)
