大学院生向け食品科学分野の奨学金事業を新たに開始
6面記事
飯島藤十郎記念食品科学振興財団
公益財団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団(千葉県市川市)は、2026年度に食品科学分野の大学院生を対象とした奨学金事業を開始し、現在2027年度生の募集を行っている。月額23万円(年間276万円)、返済不要という充実した支援内容が注目される。
食の安全・安心への関心が高まり、機能性食品や食品加工技術の革新が求められる昨今、食品科学分野を担う高度な専門人材の育成は産業界・学術界共通の急務となっている。同財団はこうした時代の要請を受け、次世代の研究者を長期的・経済的に支援する奨学金事業に乗り出した。
対象は、国内大学院で食品科学等の分野における修士または博士の学位取得を目指す日本国籍の学生。修士課程は2年間、博士課程は3年間の支給が受けられ、修士・博士それぞれの選考で採用された場合には通算5年間の受給も可能だ。募集人数は修士・博士合わせて30人程度を予定している。
2027年度生の募集期間は2026年4月1日から5月20日まで。奨学金情報サイト「ガクシー」を通じた個人直接応募が可能で、在籍校を介する必要がない手続きのしやすさも特徴だ。
同財団は1984年の設立以来、山崎製パン創業者・飯島藤十郎社主の志を受け継ぎ、食品科学分野の研究助成・表彰事業を推進してきた。累計助成額は1984年度から2025年度までで59億円超にのぼる。
進路指導の場においても、こうした奨学金制度の情報をいち早く生徒・学生へ届けることで、食品科学分野への進学を前向きに考えるきっかけになると期待される。
詳細=同財団ホームページ
https://www.iijima-kinenzaidan.or.jp
