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第29回教育セミナー開催 次期指導要領を見据えた授業研究

6面記事

企画特集

文科省・栗山和大教育課程企画室長による論点整理の解説

 国立オリンピック記念青少年総合センターにて3月、(一財)総合初等教育研究所主催による第29回教育セミナー「自立的に知を働かせる学びの創造」が開催され、600名以上の教育関係者が集まった。
 午前のワークショップでは国語科・社会科・算数科・理科・道徳科・学級活動の6分野で、講師によるレクチャーや演習・実験を通じ、子供から問いが生まれる授業づくりの技術を体験的に学んだ。午後の分科会では今年度より新たに加わった外国語活動・外国語科を含む8分野で各委員が研究成果を発表し、具体的な授業実践をもとに提案・協議を行った。文科省教科調査官による助言と指導講演が行われ、終日にわたり充実した研究交流の場となった。
 シンポジウムでは、「次世代の学校教育を考えるⅡ〜次期学習指導要領を見据えて〜」をテーマに、文科省・栗山和大教育課程企画室長が基調講演を行い、教育課程企画特別部会の論点整理と次期学習指導要領改訂に向けた方向性をわかりやすく解説した。続く討論では、角屋重樹・広島大学名誉教授、田内利美・新宿区立西戸山小学校副校長、松原修・全国連合小学校長会会長の各シンポジストが加わった。田内副校長は日々の指導・支援の現場から授業の実状や教師の悩みを、松原会長は学校経営の視点から次期改訂への期待と課題を、角屋名誉教授は教育研究の立場から授業改善の方向性について、それぞれ意見を述べた。
 各シンポジストからは次期学習指導要領への要望として、現場での活用しやすさや情報の精査と焦点化など多角的な視点から意見が出された。
 コーディネーターの北俊夫・総合初等教育研究所参与は、次期指導要領が「絵にかいた〝文字〟」(餅でなく)にならないよう、現場の先生方が内容をしっかりと理解したうえで実践に活かしてほしいと締めくくった。

各シンポジスト

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