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「教師力アップ」に必須の最先端情報12カ月【第4回】

8面記事

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オンライン授業技量検定でこれからの時代に必要な授業力を手に入れる

オンライン授業では教師の力量の違いがより明確に
小嶋 悠紀 TOSS Carnival

TOSSオンライン授業技量検定

 2021年、TOSSオンライン授業技量検定が立ち上がった。6月までにのべ200名近い教員が受検をした。その中には、全国で研修やセミナー等の講師を務める先生もいた。そのような先生方でも、検定ではこれまでの実績や功績などは考慮しない。
 オンライン授業技量検定でも、通常の授業技量検定と同じようにF-D表までの検定項目に従って審査される。当面の目標はD表突破(22級)だが、力のある先生でもなかなか突破には至らない。
 「授業のうまさ」だけでなく、「機器の操作」「ネット環境等への対応」も要求されるのだ。
 コロナ禍が終わったとしても、「オンライン授業」自体は研究されていくだろう。日本は「災害大国」であり、いつ何時、様々なことが原因となって休校を余儀なくされるか分からないからだ。
 災害時など、緊急の時に、「学校」と「家庭」をつなぐのがオンラインである。「教室の中で子供を集中させる技量」と「家庭の中で、画面上から集中させる技量」は大きく違う。
 オンライン授業技量検定で、まず重要なのは、「表情」である。
 普段の検定では、「その教師の丸ごとが放つ雰囲気」が伝わってくる。しかし、画面上では「ほぼ教師の顔」のみが映し出される。授業の最中ずっとである。
 本人が満面の笑顔だと思っていても、「全然笑顔ではない」という評価がされることも珍しくない。
 次に、授業画面の構成なども重要だ。
 教師の顔と教材等がどのような配置であれば「見て欲しいところ見てもらえるのか」を配慮されていないといけない。
 さらに「マイクを通した声」である。何のマイクを使っているのかも大きく影響する。また、マイクでどのような話し方をするかによって、聞こえてくる音が全く違う。
 「オンラインでも自然に声が出ている」「クリアで通る声」という検定項目があるのはそのためである。
 もちろん、機器等の操作の熟達も重要だ。熟達することによって、教室とほぼ同じ集中を生み出すことができるからだ。
 それらを総合的に配慮して、検定がされる。今までとは違った視点で教師の力量が分かってくる。
 「TOSSオンライン授業技量検定を受けたことで、教室の実践が変わった」という報告もある。一つのトレンドとして全国で受検希望者が殺到している。

 【公式サイト】 https://online.toss-kentei.jp
(連載監修=谷 和樹 TOSS代表)

子供たちが熱中する授業を追求する「向山型国語教え方教室」
TOSS向山型国語教え方教室事務局

 向山型国語は、向山洋一氏(TOSS最高顧問)が32年間の教師生活で実践してきた指導方法である。以下の11分野に分かれる。

 ・向山型要約指導
 ・向山型説明文指導
 ・向山型分析批評
 (1) 観点の指導
 (2) 討論の指導
 (3) 評論文の指導
 ・漢字指導システム
 ・五色百人一首指導
 ・「テストの解き方」 基本パターン
 ・問題づくり指導
 ・伝統的授業システム
 ・向山型一字読解指導

 子どもたちの活発な話し合い(討論)、大人顔負けの作文(評論文)など、向山型国語の授業で示される「子どもの事実」には、圧倒的な魅力がある。「どうしたらあのような授業ができるのか」を追い求め、日々研究を重ねる教師が続々と生まれている。
 次回の「向山型国語教え方教室」は谷和樹氏(TOSS代表)、長谷川博之氏(向山型国語代表)を講師に迎え、8月に開催予定である。
 【お問い合わせ先】 https://0829mk.peatix.com

今月の教材紹介 かけ算九九計算尺セット「かけ算九九の助」

 かけ算九九を覚えるとき、ただ暗唱するだけでは、なかなか理解することができません。本教材では、かけ算を「量感」で捉えることで、自然にかけ算の意味を理解し、覚えていくことができます。
 学習段階に従って「いちご」「あかまる」「しかく」「あんしょう」の各ページを開き、専用の「計算尺」を使用して学習します。

 1セット 350円(税込)

 お申し込みは、教育技術研究所まで。

 問い合わせ 教育技術研究所 0120(00)6564
 https://www.tiotoss.jp/

「教師力アップ」に必須の最先端情報12カ月