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ライフコーチの視点から 現代を生きる子ども・若者のリアル【第28回】

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論説・コラム

自分の心を優先するか、相手の心を優先するか

 前回に続き中学2年生への講演後の声をお届けする。講演タイトルは「自信がなくても大丈夫!あなたのままで進もう!」である。

 ―自分の心を優先するか、相手の心を優先するかという話題が心に残っています。結論は、どちらも優先したほうがいいですが、私は、相手の心を優先するという余裕をうむためにも、まずは、自分の心を優先したほうがいいと思いました。

 ―自分に聞いてあげることがどれだけ大切かがよくわかった。日々の生活でも自分の嫌なことはちゃんと言ったりして、自分のことを守ったり大切にしてあげたいなと思った。

 ―今回は講演会ありがとうございました。自分があまり考えたことなかったようなことだったのでこれからの人生自分の人生楽しんですごせるようにしたいです。

 ―今回は講演ありがとうございました。とても当たり前だと思っていたり、言われないときづかないことを言っていただけてとてもこれからの人生のためになったなと思いました。私は正直自分と会話するなんて言われるまで自覚がなかったけど言われてから自分を大事にするためには自分との会話が大事だと感じました。改めて本当にありがとうございました。

 ―印象に残ったことは、心を孤立させないことという話です。自分のことを理解してあげて、どんな気持ちも大切にしようと思いました。貴重な時間をありがとうございました。

 ―他人に嫌われないようにすると自分に嫌われることがあるという話が印象に残った。とくに受験のタイミングとかは、気持ちの整理がつきにくくなったりすると思うから、そこで聞いた話を活かしたいと思う。

 ―印象に残ったのは、自分の心は自分にしか聞けないのだということ。

 一見、自分勝手にふるまっているように見える子どもたちも、自分の心を優先する、自分の気持ちを聴いてあげる、自分を大切にするということができていないことが多い。自分に寄り添えないからこそ、人にも寄り添えない。そんなことが起きている。
 当たり前と思うことこそ、丁寧に大人が伝えていく必要があるのではないだろうか。

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中高生の心を開く専門家/ライフコーチ三橋亜希子
各地の小・中学校、高校、幼稚園などで児童・生徒向け、教職員向けの講演を続ける。幼少期に父親から虐待を受け、学校では、いじめの標的になった経験を持つ。成人後も、自分の思うような生き方ができなかったが、東日本大震災をきっかけにコーチングを学び、独立。3兄弟の母。ホームページ(https://mitsuhashiakiko.com/)に情報多数。

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