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幼児期の「がんばる力」が思考力高める

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ベネッセ教育総合研究所プレスリリースより

家庭教育・縦断調査結果を公表
ベネッセ

 幼児期に「がんばる力」を身に付けている子どもほど、小学校高学年での思考力が高い―。ベネッセ教育総合研究所は2月25日、平成24年1月から昨年3月にかけて実施した「幼児期から小学生の家庭教育調査・縦断調査」の結果、そうしたことが分かったことを明らかにした。
 調査は3歳児から小学4年生までの7年間、子どもを持つ保護者403人を対象に毎年実施してきた。同じ子どもの様子や保護者の変化を追い、幼児期から児童期の子どもの育ちや保護者の関わりを明らかにすることを目的としている。
 結果によると、幼児期に「物事をあきらめずに挑戦する」「自分でしたいことがうまくいかない時でも、工夫して達成しようとすることができる」といった「がんばる力」が高く身に付いた子どもほど、小学校低学年で「勉強してわからない時、自分で考え、解決しようとする」「大人に言われなくても自分から進んで勉強する」という傾向が見られた。
 小学1年生の「勉強してわからない時、自分で考え、解決しようとする」は、5歳児の「がんばる力」の高群が70・4%である一方、中群は52・5%、低群は34・4%となっている。
 そして、小学校低学年で学習態度や「がんばる力」が身に付いていると、小学4年生での「ノートを整理して書いている」「自分の言葉で順序を立てて、相手に分かるように話せる」などの言葉のスキルや思考力の高さにつながっていた。
 保護者の関わりでは、子どもの意欲を大切にする態度や思考の促し(子どもが自分で考えられるように働き掛けること)が幼児期から児童期にかけての「がんばる力」に影響を与えていた。保護者の就労の有無や子どもが幼稚園出身、保育園出身であるかによる違いは見られなかった。

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