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スマホ使って大学受験勉強する受験生、コロナ前に比べ増加

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民間調査

 コロナ禍で大学受験勉強にスマホを使う受験生が増えたことが民間調査で分かった。通学中の隙間時間や持ち運びが楽であることなどで電子参考書や教材を活用していたとの回答も見られた。
 この調査は、勉強管理アプリを提供しているスタディプラス(東京・千代田区)が5月27日から6月3日までに実施。同社の「Studyplus」を利用したことがある1780人の大学生がインターネットを通して回答した。
 回答した学生を、大学受験の勉強に臨んでいた時期で「コロナ前」と「コロナ下」に分けて集計したところ、コロナ下での受験勉強でスマホを活用していた学生の割合は97・2%だった。コロナ前より10・7ポイント多かった。
 スマホの利用方法は、「SNSを活用した勉強、情報交換」が16・5ポイント増加し41・6%を占めた。「映像授業の閲覧」は20・4ポイント増加し、55・0%と半数を超えた。他にも、学習系アプリの活用やZoomなどを活用してのオンライン自習室などの利用、電子参考書の閲覧なども増えていた。
 コロナ下の受験生のうち、スマホで電子教材を使っていた割合は3割を超えた。活用していた理由として、「電車や車での移動中など、紙の参考書を広げることが困難な時に使用していた」「紙の参考書が重くて持ち歩きに不便だったので利用していた」などの回答があった。

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