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「先行学習」テーマに授業高度化支援センターがセミナー

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8月、都内開催

 NPO法人授業高度化支援センター(代表=鏑木良夫・元埼玉県公立小学校校長、授業インストラクター)は8月6、7の両日、東京都大田区立糀谷小学校で第11回セミナーを実施する。実施方法は、「対面」と「オンライン」(Zoom)のハイブリット方式。今年のテーマは「柔らか頭になる方法・先行学習」。異校種の視点を踏まえ、授業づくりの基礎・基本などについて学ぶこともできる。
 初日は、木戸俊吾・埼玉県立浦和高校主幹教諭が「高校から見た算数(小学校)・数学(中学校)の問題点とは‥知っていると便利」に関する実践提案を行う。角谷詩織・上越教育大学准教授による講演などもある。
 2日目は、鏑木代表が「活用課題解決時の立場選択は、子どもをどんな気持ちにさせるか」で講演する。また、本條菊恵・大田区立糀谷小学校主任教諭による「悩み事相談」(小学校)もある。
 同団体は、より質の高い「わかる授業」としての「先行学習」を軸にした授業展開と、それを支える確かな授業スキルの習得を援助する活動を通して、専門職としての自尊心を持てるようサポートしたいという思いで設立された。「先行学習」とは、知識活用問題を解かせることで確かな知識を再確認させるとともに、深い学びにいざなう指導法のこと。まずは予習で思考の枠組みを焦点化させ、授業冒頭で予習内容を確認した後、習得場面を設けて予習内容を「確かな知識」へと変容させていく。
 参加費は5千円、学生は2千円。
 申し込みが必要で、締め切りは「対面」が当日、「オンライン」は8月5日まで。「参加者氏名」「勤務先校名」「対面かオンラインのどちらで参加か」などを明記し、メールで申し込む。

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