国語WG 3領域の一体的指導を充実へ
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中央教育審議会教育課程部会の「国語ワーキンググループ」は24日、第2回会合を開いた。国語科の課題として、学習指導要領で定める「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域を相互に関連付けた指導が十分に行われていないことが挙げられた。一体的な指導を促すため、改訂に向けて各領域に共通する「目的」を次期指導要領に盛り込む案を事務局が示した。
また、現行の学習指導要領の書きぶりが細分化していることも、各領域を横断した指導を難しくしていると指摘した。指導の流れの要素を大きく三つにまとめることで、領域間の共通点と相違点を分かりやすくする案を示した。
委員からは「国語科では紙に書かれた文章や話を扱っているが、タブレット端末などを使用して、演劇やお笑い、アニメなども教材とすることができるのではないか」などの意見が挙がった。

