体育WG 学びに向かう力・人間性も目標準拠評価を
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中央教育審議会教育課程部会の体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループは27日、2回目の会合を開いた。主に学びに向かう力・人間性について意見を交わした。
体育ではこれまで態度面の育成も重視してきており、現行でも「学びに向かう力・人間性等」に対応した公正、協力、責任、参画、共生、健康・安全に関する態度の育成を示してきた。他教科にはない特徴だ。
一方、教育課程企画特別部会の論点整理では、学びに向かう力・人間性は個人内評価として、評定はしない方向性が示されている。その方向性の場合、これまで積み重ねてきた体育の実践が消えてしまう恐れがある。その状況を踏まえて委員からは、態度についても知識・技能や思考力・判断力・表現力等いずれか、または両方に位置付ける提案があった。
意見交換では、「愛好的態度」に関するものは学びに向かう力・人間性に残し、それ以外は、態度的要素を知識・技能に膨らませて資質・能力として明確化する意見が出た。この他、「態度の指導はしなくていい」との誤解が生まれる懸念を指摘する声もあった。

