外国語WG AI時代の英語学習の意義を議論
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 中央教育審議会教育課程部会の外国語ワーキンググループは30日、第2回の会合を開き、高精度の翻訳AIが使われる中でも、学校で外国語を学ぶ意義などについて意見を交わした。事務局からは、異なる社会・文化への理解が促されることや、外国語を介して自分の考えの形成が進むことを「本質的意義」として定義する案が示された。学習指導要領の目標で記述する「見方・考え方」に、こうした要素を盛り込むこととした。意見交換では「外国語を学ぶのは他者や異文化を受け入れ、人間関係を構築していく過程である」といった声が上がった。
 また会合では、英語力の向上に関する社会全体の課題と学校教育での対応についても議題した。高校卒業後の英語力の伸びが少ないなどの課題に対して、自律的学習者を育てるためAIを活用して「恥ずかしがらない練習」を大幅に増やすとする方向性が事務局から示された。


 
								 
							 
							 
							 
							