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戦後75年特別企画展 占領から独立までの軌跡1945―1952

14面記事

企画特集

PXとして接収された銀座松屋 昭和26年(1951)衣川太一提供

昭和館

 昭和館は、国民が経験した昭和10年頃から昭和30年頃までの国民生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、次世代の人々にその労苦を知る機会を提供する国立の施設。
 今年は戦後75年の節目の年であることから、今夏、「戦後75年特別企画展 占領から独立までの軌跡1945―1952」を開催する。
 昭和20(1945)年8月15日に迎えた終戦から、昭和27(1952)年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効し、日本が独立を果たすまでの6年8カ月間の連合国軍による「占領期」を中心に、戦後日本の社会や生活、文化の移り変わりを紹介する。
 展示は3つに分かれる。GHQの日本進駐から日本国憲法の制定などの社会構造の変革が起きた「I 占領と改革のはじまり」、戦後の人々の衣食住や、占領政策によるスポーツや娯楽の復興期にあたる「II 占領政策と生活の変容」、経済復興とサンフランシスコ平和条約の発効による独立までの「III 独立への道」。いずれも当時の実物資料や、資料を集め「占領期」の日本の姿を描き出す。
 会期は7月18日(土)から9月6日(日)まで。会場は3階特別企画展会場。毎週月曜日は休館。ただし8月10日は開館、11日は休館。特別企画展は入場料無料。常設展示室については高校生以上は入場料が必要。
 同館は、新型コロナウイルス感染防止対策として入館時間を1日4回に制限し、1回あたりの時間は1時間半以内としている。入館前には検温を実施する。受付等にはアクリルボードを設置、各室の入場人数制限も設けた。来館者は各自でマスクの着用、咳エチケットなどの対策を行う。詳しくは公式サイトにある諸注意を参照。
 問い合わせ=昭和館 電話03・3222・2577 FAX03・3222・2575(10時~17時30分)
 https://www.showakan.go.jp


日本国憲法公布記念電車往復乗車券 昭和21年(1946)11月3日

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