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2020年度作文・小論文コンクール受賞者決定 金融広報中央委員会

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特賞を受賞した杉並区立天沼小学校

 金融広報中央委員会(事務局:日本銀行情報サービス局内)は中学生、高校生、教員および教職を目指す大学生等を対象とした作文・小論文コンクールの入賞者・入賞作品を発表した。
 同コンクールは金融教育活動の一環として、コンクールを通じて児童・生徒自らお金や金融について学ぶ大切さに気付くことや、学校における金融教育の必要性、指導の参考資料の提供などを目的に実施しているもの。
中学生を対象とした「おかねの作文コンクール」、高校生等を対象とした「金融と経済を考える・高校生小論文コンクール」、教員や教職を目指す大学生等を対象とした「金融教育に関する小論文・実践報告コンクール」の3つからなる。
 「第17回金融教育に関する小論文・実践報告コンクール」最高賞・特賞(実践報告部門)を受賞したのは杉並区立天沼小学校「地域や企業と連携して行う会社体験活動~12年間に及ぶ『天沼会社経営プロジェクト』の実践を通して」。
 同プロジェクト指導者の新宅直人主任教諭は「素晴らしい賞をいただき光栄に思います。『本物に触れる学び』を今後も大事にします」と受賞の喜びを語った。
 各コンクール入賞作品および受賞者は以下の通り。(※敬称略)
 なお、全入賞者の氏名等および上位入賞作品は金融広報中央委員会ホームページより確認できる。

第53回おかねの作文コンクール
 特選・金融担当大臣賞「ぶたの貯金箱の使い道」隠岐知夏(神奈川県・洗足学園中学校3年)
 特選・文部科学大臣賞「心に栄養を」瀬戸口麗(宮崎市立加納中学校2年)
 特選・日本銀行総裁賞「ゲーム内課金とお金の使い方」横山美貴(東京都・渋谷教育学園渋谷中学校3年)
 特選・日本PTA全国協議会会長賞「社会との繋がりであるお金」坂井悠希子(滋賀大学教育学部附属中学校2年)
 特選・金融広報中央委員会会長賞「値段では決められない価値」陣内結鈴(大分県・向陽中学校2年)

第18回「金融と経済を考える」高校生小論文コンクール
 特選・金融担当大臣賞「祖母から学んだ経済戦略」安部萌由子(大分県・大分東明高等学校2年)
 特選・文部科学大臣賞「株式投資で考える日本の未来」森矢あかり(茨城県・江戸川学園取手高等学校1年)
 特選・日本銀行総裁賞「自然と共存し人に優しい農業とは」白迫健翔(鳥取県立日野高等学校1年)
 特選・全国公民科・社会科教育研究会会長賞「お金がすべてじゃない」山崎帆希(東京都立国際高等学校2年)
 特選・金融広報中央委員会会長賞「これからの消費者教育の在り方」江崎友紀(西宮市立西宮高等学校1年)

第17回金融教育に関する小論文・実践報告コンクール
 特賞・実践報告部門「地域や企業と連携して行う会社体験活動~12年間に及ぶ『天沼会社経営プロジェクト』の実践を通して~」松野泰一(杉並区立天沼小学校校長)・新宅直人(同校主任教諭)・山口悠介(同校主任教諭)・川島結香(同校主任教諭)・中島寛人(同校主幹教諭)
 優秀賞・小論文部門「大学生ベンチャーと商業高校が連携した『リアル投資教育』」高見啓一(日本経済大学准教授)・今岡啓一郎(三重県立四日市商業高等学校教諭)・山城朱理(日本経済大学3年)
 優秀賞・実践報告部門「えーひだカンパニーKidsの活動を通して比田の未来を考える~えーひだサマーフェスタ出店プロジェクト~」仁田喜代子(安来市立比田小学校教諭)

 金融広報中央委員会HP「知るぽると」=https://www.shiruporuto.jp/

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