「テーマ探究」「マイ探究」に整理 興味に基づく課題を重視へ 生活・総合WG
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中央教育審議会教育課程部会の「生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ」が15日開かれ、総合の時間の活動を、学級や学年単位で共通の課題に取り組む「テーマ探究」と、個人が課題を設定して取り組む「マイ探究」(個人探究)に整理する方針が示された。学校主導の活動に偏りがちな現状を見直し、子どもの興味や関心に基づく学びを充実する狙いがある。また小中高校の最終学年で卒業研究などの総括的な活動を実施することとした。
整理案では、「テーマ探究」は教師が共通の課題を設定し、子どもが協働で取り組む学びと位置付けた。特定のテーマを掘り下げる中で、新たな興味・関心を見つけることを重視し、学級や班で活動する。例として地域の防災の課題を見つけ、提言をまとめる活動を挙げた。
一方、「マイ探究」は子ども一人一人が自らテーマや課題を設定し、調査や制作などに取り組む学びとした。自身の経験や関心に基づく課題を深く掘り下げることを重視し、同じ関心を持つ少人数での協働も認める。研究や作品制作など、多様な形態での探究活動を想定している。共通テーマでの活動を起点に個人の課題へ発展させるなど、二つの探究を行き来しながら進めることとした。
また、小中高校の各段階の最終学年などで、学びの集大成となる探究活動を実施する方向性も示された。卒業研究などを通じ、学習成果を振り返る機会にする。総括的な探究活動は、現行の学習指導要領解説などでも例示されていた。
この日は、論述や発表、作品制作などで成果を表現する機会の確保や、学級を超えた指導体制の整備なども検討課題として示された。
