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会津磐梯山エリア・SDGs教育旅行

10面記事

企画特集

裏磐梯で地球環境プログラムを学ぶ様子。自然に触れながら、演劇的手法を用いたドラマチックな表現や仕掛けにより、地球環境を楽しく学ぶことができる

 日本百名山のひとつである名峰磐梯山を中心に、北塩原村、磐梯町、猪苗代町の3町村にまたがる「会津磐梯山エリア」。磐梯山の南には、日本で4番目の広さを誇る猪苗代湖がある。
 磐梯山では、トレッキングやカヌー体験など、磐梯山の豊かな自然を満喫することはもちろん、環境について、SDGsの視点から、楽しみながら学ぶことができる。
 火山により作り出された変化に富んだ地形や湖沼群、豊かな森を体で感じながら、ガイドやインストラクターの解説を聞くことで、自然環境について考えるきっかけが得られる。
 磐梯山の麓には、四季折々の表情を見せる美しい田園風景が広がっている。田植え体験や稲刈り体験はもちろん、トマト、ブルーベリー、りんごなどの収穫体験も可能であり、自然の恵みを楽しむことができる。環境に優しい農業に取り組む農家の話や、食品ロス問題を中心に、ロハス食育環境プログラムなどを聞くことで、食の課題を発見し、解決するためにできることについて、自分事として学びを深めることができる。
 猪苗代湖は、その美しさから「天鏡湖」とも呼ばれており、その豊かな水は、農業、工業、飲料水に利用されている。明治時代に、郡山の安積原野に水を引く安積疏水が作られた歴史は、貴重な水資源に対する気づきにつながる。
 また、遊覧船「はくちょう丸」に乗り、猪苗代湖の美しさを体感しながら、雄大な磐梯山の絶景を楽しむ体験はここならでは。修学旅行でも多く利用されている。
 さらに、会津磐梯山エリアには、四季を通じたリゾート地として、バリエーション豊富な宿泊施設がそろっている。大人数でも対応できるホテルや、貸切対応が可能な旅館、民宿やペンション、コテージなど、ニーズにあわせた宿泊施設を選べるのが魅力だ。


猪苗代湖に浮かぶ「はくちょう丸」と磐梯山

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