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デジタル教科書、併用環境の整備を 中教審WG

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 デジタル教科書・教材の活用を議論してきた中央教育審議会のワーキンググループが30日、審議経過報告をまとめた。令和6年度からの本格導入にあたって紙とデジタルの教科書を組み合わせて利用できる「ハイブリッドな教育環境の整備が必要」などと求めた。
 文科省ではデジタル教科書を6年度から段階的に導入する。小学校5年生から中学3年生に、まずは英語で取り入れ、その後、算数・数学で利用することとしている。報告では、デジタル教科書の環境に慣れるまでには数年は必要だとして、当面はデジタルと紙を併用する考えを改めて示した。
 デジタル教科書の導入を指導の改善につなげることも求めた。教員は「デジタル一斉授業」となるのを避け、伴走支援をすることが必要だと指摘。子どもの選択肢を増やすことができるようにデジタル教材や学習支援ソフトウエアを開発し、提供することも掲げた。

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