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一刀両断 実践者の視点から【第357回】

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野球の審判と成績表の誤表記

 高校野球の熱戦が甲子園で行われている。先日の注目のカードで、気になる判定があった。映像がスローで出されたからその判定がさらに鮮明になって見えた。明らかにアウトのタイミングを早々とセーフと審判が判定したのである。
 プロならば監督が出て抗議するところだが、それはない。最近はビデオ判定もあるが、それもない。高校野球の審判員は資格や経験は必要だが、プロではない。趣味やボランティアでやっていると聞いた事がある。その程度でいいとしているからであろう。
 しかし、その判定で青春の夏が終わる事や人生さえも変わる事がある。そうなるとその判定が納得のいくレベルであるべきではないだろうか。
 頼りない審判に判定されて納得できなくとも無理やり納得させるのは後味のいいものではない。
 これに似ているのが成績表の誤表記である。誤表記が分からないで成績がずれて不合格になった事に不信を持った保護者が問合せて判明し、多くの受験生が被害を受けた事があった。
 その事件が起きた学校の校長はこうした事を処罰する立場にいた人物だが、こともあろうに市教委が囲い込んだ事を私は忘れない。判定者としての責任は青年達の人生を左右する事であり気を抜いてすべき事ではない。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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