名古屋市教委が私物端末の教室への持ち込み禁止
NEWS 名古屋市教委はこのほど、私物のスマートフォンやカメラなどを教室へ持ち込むことを原則禁止した。市内の教員による盗撮事案を受けた。学校所有のカメラで撮影する際には、撮影担当が特定の教員に偏らないよう求めた。18日付で市立学校に通知を発出した。
今回、私物のパソコンやモバイル端末での児童・生徒の撮影を禁止するルールを定めた。教室など、児童・生徒が活動する場所への持ち込みは原則禁止とした。これまでも学校へ示していた、私物のSDカードやUSBメモリへの記録禁止のルールについても改めて周知した。
児童・生徒の様子を撮影することも学校現場ではあるが、通知では教育活動に真に必要か検討した上で撮影機会を精選するよう求めた。
学校所有のカメラなどで撮影したデータは、教職員の共有サーバーで保存し、個人フォルダへの保存を禁止。不要なデータはすぐに削除することとする。
学校所有のカメラは施錠可能な場所に保管。利用目的や利用者などを記録簿に記入した上で使用することや、返却時にデータが削除されているか確認することも要請した。