奨学金相談、メールなどで受け付け
NEWS 広島市教委内に事務局を置く市教育振興会は今夏、電子メール・手紙を通し、奨学金の利用などについて相談できる事業「中高生等のためのお金とココロの相談室」を始めた。6月からの2カ月間で22件の相談があった。1人親からの相談が多い。人間関係などの相談も受け付けている。
生徒もその保護者も相談できる。高校在学中や大学進学後に給付・貸与を受けられる奨学金はさまざまあり、一括して、この「相談室」で助言を受けられる。7月末までの段階で、22件の相談に対し、73本のメールを送信して返答した。
公開している案内チラシには、文例を掲載。保護者からの相談として、「父、母、息子の4人家族。世帯年収は約400万円。授業料はかからないが学用品費がかかり、大学進学への資金も貯金しなければならない。月に1万円程度支給されると助かる。よい情報がありましたら」といった内容がある。相談に当たっては、記名を求めている。