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外国語WG AI活用「長期的視点で」

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中教審

 学習指導要領の改訂を議論する中央教育審議会教育課程部会の外国語ワーキンググループは24日、初会合を開いた。英語教育でAIの活用が広まる中で外国語を学ぶ意義の再定義や、語彙指導に関する過度な負担、学校種間の接続の改善などについて議論する。主査には酒井英樹・信州大学学術研究院教育学系教授が就任した。
 会合では、外国語を学ぶ理由として異文化や多様性の理解などが挙がった。AI活用については、短期的な技術進展に振り回されず、長期的な視点での検討を求める意見が出された。
 校種間接続については、学習の見通しを持ちやすくするために、小中高を通じた「CAN-DOリスト」を示すことが提案された。
 東京学芸大学の臼倉美里准教授は、教員が学習内容の定着にまで目を向けられるよう、学習事項を今以上に増やさないよう訴えた。

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