東京都教委は9月30日、今夏に実施した教員採用試験の結果を公表した。受験倍率は全体で1・8倍。3年連続で2倍を下回った。
　受験者は9099人で、昨年度から500人以上増加した。一方、近年は採用者数も増やしており、その数は令和4年度の約1・9倍。そのため、倍率は昨年から0・1ポイントの上昇にとどまった。校種別では、小学校と特別支援学校が1・2倍、「中・高共通及び小・中・高共通」の枠では2・5倍だった。
　大学3年生の時点で一部の試験に合格していた受験者の枠（前倒し通過者選考）に関しては、2062人が受験し、1440人が合格した。