校内巡回、警察に依頼を 文科省通知 不審者情報の共有も
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文科省は、児童・生徒の安全・安心な環境確保のため、警察官による学校への立ち寄りや校内巡回などを所轄の警察署に依頼するよう求める通知を出した。学校と警察の連携強化を図る狙い。7月8日付。警察庁と内容を協議した上で発出した。
通知では学校と警察の連携策として、
・不審者の目撃情報があったり、近隣で交通事故が発生したりした際の登下校の見守りや防犯パトロールを警察に依頼する
・児童・生徒や保護者も含めた実践的な不審者侵入対応訓練の実施
―も挙げている。
また、警察署と学校で不審者情報の共有体制ができているか、確認するよう呼び掛けている。
不審者情報の共有に関して同省は8月29日付の通知で、緊急時も警察と速やかに連携できるよう、校内での役割分担の整理や、学校での公用携帯電話機の整備を求めた。


