各教科の内容精選、WGで1月中にたたき台 中教審特別部会
NEWS 文科省は14日、中央教育審議会の総則・評価特別部会を開き、学習指導要領の目標や内容の示し方を議論した。各教科等の目標に記載してきた「見方・考え方」について、読みやすさの観点などから目標と切り離し、個別に記述する方針が示された。現行学習指導要領では目標の書きぶりが冗長で、見方・考え方も具体的内容が明示されていないなどと課題を指摘した。
各教科等の目標・内容を構造的に示すための方法についても議論した。これまでは、教科の中心的な考え方を「中核的な概念」としてきたが、用語を整理するため、「高次の資質・能力」とし、各教科等のワーキンググループで抽出することを求めた。重要性、資質・能力の深まり、単元づくりなどの観点から各教科で検討する。その結果を基に、教科内容などの精選を図っていく考えだ。
各教科の「高次の資質・能力」は来年1月中をめどにWGでたたき台として整理し、特別部会での調整を踏まえて3月中にも精査するという。