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都立学校の時間外在校等時間を閲覧可能に

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都道府県教委

 地域住民や保護者に教員の勤務実態について知ってもらおうと東京都教委は、全都立学校の令和4~6年度の時間外在校等時間の状況を集約したダッシュボードを公開している。各学校の時間外在校等時間の増減を、年度や月ごとに可視化。「働き方改革推進ポータル」から閲覧できる。学校ごとの状況を一覧にして公表しているのは全国的にも珍しい。
 「TOKYO都教職員時間外在校等時間見える化ボード」では、年度と校種、月ごとの全都立学校の平均時間外在校等時間を検索できる。月単位の推移や、時間外在校等時間が45時間未満、45時間超、80時間超えそれぞれの割合を、校長や教諭などの職階ごとに示している。
 都立学校を選択すると、年間・月平均の時間外在校等時間の他、校種や全体平均との差、前年の同時期からの増減も確認できる。
 また、11月中にも導入する校長用のダッシュボードでは、教員の出退勤の記録を基に、自校の状況を年代や性別、教科、職階ごとに分析可能。自校の状況を客観的に把握しやすくする。
 「時間外在校等時間が多い(少ない)学校ランキング」も掲載する。都教委では、中長期的な視点を持った業務改善に活かしてもらいたい考えだ。
 働き方改革推進ポータルではダッシュボードの他に、都内公立学校・教委の働き方改革事例や広報資料なども公開している。

都道府県教委

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